機体&フライトコントローラー&プロポ
今回の目標は低い値段で長持ちのものを作ることです。自分で組み立てるうちに、自作無人飛行機の作り方の基本を学んでいくだけでなく、初心者による軽い失敗をしてしまっても、すぐ台無しにならないようなものが作成できます。組立終了したら、下の画像のようなものが出来上がりますが、その機能はDJI WOOKONG + グランドステーションより優れると思います。(WOOKONGだけでも、値段は30000台湾元、約1000ドルですが…)

ジンバルとランディングスキッドは後でまた説明するので、今回は特に紹介しません。
そのようなセッティングは、最近流行っているPhantomシリーズとほぼ一緒なので、Phantomの載せる設備だったら、その機体も載せるはずです。ボディがないため、Phantomより多く載せるかもしれません。機体について、TAROTのTL2749-05がおススメです。その機体はDJI F450を参考に開発するものだと思われています。

モーターはTAROTのTL9030/TL9208を使います。TL9030は右ネジで、TL9208は左ネジです。対応するプロペラに取り付ければ、プロペラの回転で締まるようになるため、飛行中で外れてしまうことがなくなります。2つずつ使います。

プロペラは9.4×4.3炭素繊維製プロペラTL2866を使います。DJI製品にも対応するプラスチック製プロペラがありますが、値段がほぼ同じです。プロペラは2セット(CW2本、CCW2本)が必要です。墜落してしまった時、プロペラが壊れることが多いので、予備用のプロペラも一緒に買ったほうがいいです。

ESCについて、SimonKファームウェアのものを使いましょう。約30Aです。そのファームウェアの製品は反応が速い長所を持っています。そのほか、FlyFun18Aを使ってもいいです。


フライトコントローラーはAPM2.6版のものを使いましょう。2.6版は実はコンパスICがついていない2.5.2版のものなので、基板に「2.5.2」が書いてあるものもあります。その性能・機能は2.6版のものと同じです。

2.6版と2.5.2版の違いについて、下の画像をご覧ください。

2.6版:「On board Mag」のICパーツがついていないもの。
別々に買う場合、GPSはコンパス内蔵式のものがおススメです。コンパス内蔵式GPSはコネクターが2つあり、GPSだけのものはコネクターが1つしかありません。市販のGPSはUblox 6Mと6Hという2種類のものがありますが、6Hは値段は6Mより3倍高いですが、感度と正確度は6Mより大幅に優れています。


アクセサリーについて、電源モジュールとデジタルデータ送信モジュールが必要です。送信モジュールには433Mhzと915Mhzがありますが、性能としてはほぼ同じです。基本的に、915Mhz より、433Mhzのほうは送信距離が長いですが、妨害を受けやすいです。

電源モジュールについて、BECがついているもののほうがおススメです。電圧や電流の測定範囲については一般的なものでいいですが、範囲が大きいほどいいです。

プロポの選択ポイントは下記のようになります。
- チャンネルは多ければ多いほどいいです(9チャンネル以上のものがいいです)。
- プロポのツマミは2つ以上あるものがいいです。
- 双方向機能を搭載するものがいいです。
- ブランド物がいいです(高いけど)。
筆者はFutaba 9CHGと12FG、HITEC 9X、Frsky X9Dを持っています。その中、Frsky X9Dは機能が多くて、使いやすいです。オープンソースプロジェクトの製品なので、海外では参考資料がいっぱいあります。FrSkyの受信機は双方向機能を搭載しており、値段も高くないです。9チャンネルで、アナログコントロールも4つあって、ジンバルのコントロールに使えます。しかし、その短所は中国語の情報が少ないことです。

HITEC 9Xもいい製品です。台湾では代理店があり、中国語の説明もあります。性能もよく、値段はX9Dよりちょっと高いですが、ほかのプロポと比べたらそんなに高くはないです。

FUTABAシリーズでは、新製品の14SGも10Jもいいですが、値段は万元以上です。よく使われているので、使い方が分からない時、ほかのユーザーやお店に問い合わせればいいです。

JRシリーズ……使うのがずいぶん昔のことですが、性能の優れたものです。
Spektrumシリーズは海外でよく使われるものですが、使ったことがありません…。また、中国Walkeraというメーカーのものもあります。値段が安いし、オープンソース製品なので、初心者の間でよく使われるそうです。実際に使ったことがありませんが。
プロ空中撮影をする人には、FUTABA製品がおススメですが、アマチュアの場合、安いもので十分です。
このシリーズの文章では、X9Dを例に紹介します(14SGが高くて買えないから…)。
上記の設備は、ショッピングサイトやホビーショップで購入してください。モーターにはいろいろな種類のコネクターがあるため、その関連知識をもっていない人は、よく聞いてから買ったほうがいいです。そうしないと、組み立てる時うまくできないこともあります。
それ以外、ハンダごてやハンダ、熱収縮チューブなどの道具が必要なので、準備しておいてください。